洋服論ようふくろん
○日本人そもそも洋服の着始めは旧幕府仏蘭西式歩兵の制服にやあらん。その頃膝取マンテルなぞと呼びたる由なり。維新の後岩倉公西洋諸国を漫遊し文武官の礼服を定められ、上等の役人は文官も洋服を着て馬に乗ることとなりぬ。日本にて洋服は役人と軍人との表 …
作品に特徴的な語句
ふさわ たずさう しばしば やっこ ずね 御存ごぞんじ 堪難たえがた おそれ もっぱら あた 巴里パリー みだり たちまち じま 穿うが 末頼すえたのも はなはだ さかん きいろ ひん はじ 革鞄かわかばん 頭取とうどり 繍取ぬいとり 縫目ぬいめ 雇人やといにん こん 紐育ニューヨーク のり 立襟たちえり ふけ 香港ホンコン 驟雨しゅうう 麦藁むぎわら 疵物きずもの 独逸ドイツ 龍動ロンドン 象牙ぞうげ いささ つば ひじ やから 身丈みたけ 足袋たび おお 日傘ひがさ おもむ いや そで えり たと 到処いたるところ 大勢おおぜい つと ほか くわ とが 同色ともいろ おのおの 可笑おか 卓子テーブル 勤人つとめにん 奢侈しゃし 入谷いりや 先考せんこう なら 健固けんご 付根つけね 上衣うわぎ 上海シャンハイ たす まこと 気障きざ 椅子いす 晒麻さらしあさ 一橋ひとつばし 敝衣へいい 携持たずさえも 拘捉こうそく 煩瑣はんさ 手代てだい 扇子せんす かならず 徽章きしょう 工風くふう すくな 小使こづかい 寒暄かんけん 寒晒かんざら