“鍔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つば99.5%
がね0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天にも地にも、たった一人の肉親は、青竹を削って、つばつかだけを取付けた竹光で、背中から縫われ、獣のように死んでいるのです。
こんな独り言を云いながら、敬虔けいけんに短刀を抜いてみた。恐らくあげ物というやつだろう、つばから切尖きっさきまでのバランスがとれていない。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
きけば汝は重々ぢう/\強惡がうあく言語に絶たる者なり依て吟味中入牢申付るとの聲の下より同心ばら/\と立掛たちかゝ高手たかて小手こていましめたり又ふか儀も九郎兵衞と密通に及び萬事よろしからざる致方不屆至極なり依て手錠てぢやう宿預やどあづけ申付ると有て是又手がね腰繩こしなはに掛られけり夫より大岡殿九助に向はれ其方段々だん/\吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)