“強惡”のいろいろな読み方と例文
新字:強悪
読み方割合
がうあく50.0%
きやうあく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見拔みぬかれ追々證人等も引合せらるゝことになりしかば流石さすが強惡がうあくの久兵衞もたくみし事ども彌々露顯と觀念くわんねんなし居たりされば越前守殿の裁許は實に天眼通を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かけたりける折節をりふし山風はげしくしてほのほは所々へ燃移もえうつれば三十一人の小賊共スハ大變たいへんなりと慌騷あわてさわぐもどく酒に五體のきかざればあはれむべし一人ひとりも殘らず燒燗やけたゞれ死亡しばうに及ぶを強惡がうあくの三人は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
斯て天眼通てんがんつうを得たる大岡殿が義理ぎり明白めいはくの吟味にさしも強惡きやうあくの平左衞門一言の答へもならず心中歎息たんそくして居たりしかば越前守殿もあるべしと思はれ乃至よしや其方此上富婁那ふるなべん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)