“炎”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ほのお43.7%
ほのほ25.2%
16.0%
ほむら9.2%
2.5%
あか0.8%
えん0.8%
もや0.8%
フランム0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“炎”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
火事は室町屋から出たので、今しも台所を吹きいて、二階の廊下を焼き抜いて、真紅まっかほのおがメラメラとのぼる。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
きよらかなみずなかが、たちまちほのおえたつようにあかるくかがやいてえました。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
なみだほのほともかはりをれ! 何度なんどおぼれてもにをらぬこの明透すきとほ異端げだう
荷車にぐるまいたうまが、くるまながらほのほとなつて、そらをきり/\と𢌞まはつたとけば、あゝ
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼は、自分の心が何処までも健康らしく、厳しい希望だけにえてゐることを一層はつきり自覚するのが愉快だつた。
山を越えて (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
同時に逸子の頭の中では、彼の冷淡な、おもひやりのない態度に対する怒りが、火のやうに、一時にえ上つて来た。
惑ひ (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
「そのようなほむらと炎は、おたがいをあえぐ火宅とするほかのものではありません。それがあの怖ろしい後宮という所です」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
煩悩ぼんのうほむら、その中での業苦ごうくのがれ難い人間の三界住居ずまい。——それが仏典でいう「火宅」と彼は承知している。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わが持てる提灯のはとどかずて桜はただにやみに真白し
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
と言いながら顔を上げて、座右のお杉と、彼方かなたに目の覚めるようなお若の姿とをきっと見ながら、あかる洋燈ランプと、今青いを上げた炭とを、嬉しそうに打眺めて、またほッといきをついて、
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
冬波に背けばあかき常陸山脈
天の狼 (新字旧仮名) / 富沢赤黄男(著)
弾々を担ふ激怒の雲あか
天の狼 (新字旧仮名) / 富沢赤黄男(著)
〔譯〕獨立どくりつ自信じしんたふとぶ。ねつえんくのねん、起す可らず。
私はその囁きに、余程深刻な好奇心をもやしたに相違なかつた。
タンタレスの春 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「何しろ、悲劇の五幕で、それに、韻文と云う筆法は昔から先ず退屈劇の型と相場が極っている。『恋がフランムで、美人が明眸ボー・ジューで、許せや卿よスフレ・セニョール』と来た日には全く睡くなるからね。」
二人のセルヴィヤ人 (新字新仮名) / 辰野隆(著)