“明眸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めいぼう94.7%
ボー・ジュー5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春枝夫人はるえふじんいた心配しんぱいして『あまりに御身おんみかろんじたまふな。』と明眸めいぼうつゆびての諫言いさめごとわたくしじつ殘念ざんねんであつたが其儘そのまゝおもとゞまつた。
脂粉しふんの世界には初めて足を踏み入れたことでもあり、吉野の明眸めいぼうにちらと射られても顔が熱くなって、胸の鼓動も怪しげに鳴るのだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何しろ、悲劇の五幕で、それに、韻文と云う筆法は昔から先ず退屈劇の型と相場が極っている。『恋がフランムで、美人が明眸ボー・ジューで、許せや卿よスフレ・セニョール』と来た日には全く睡くなるからね。」
二人のセルヴィヤ人 (新字新仮名) / 辰野隆(著)