“めいぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明眸94.7%
名望5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人は禿頭にして肥満すること豚児の如く愚昧ぐまいの相を漂わし、その友人は黒髪明眸めいぼうの美少年なりき、と。黒髪明眸なる友人こそ即ち余である。
風博士 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
眉の跡の青々とした明眸めいぼうの女主人あるじは、さすが昔の全盛を偲ばせて、年にも柄にも似合わぬ頭のよさがあったのです。
僕の友人で一時世にもてはやされ、名望めいぼう一時に高まったものがある。僕は友人にそれを喜んだとき、なるほど僕をめる声があちこちに聞こゆるようであるが、これはすでに極度に達したのであろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)