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炎々
ふりがな文庫
“炎々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
えんえん
81.0%
えん/\
19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えんえん
(逆引き)
と同時に彼の執拗な復讐感は、何時の間にか、野火のように、限りなき憎悪の風に送られて、
炎々
(
えんえん
)
と燃え拡がって行ったのだ。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
杉の木立ちのあいだに、ものものしい竹の
矢来
(
やらい
)
を結びめぐらし、出口入口には
炎々
(
えんえん
)
たる
炬火
(
かがりび
)
が夜空の星をこがしています。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
炎々(えんえん)の例文をもっと
(17作品)
見る
えん/\
(逆引き)
日の暮れ方の薄暗がりに小広い処で、ポッポと焚く火は沼の
辺
(
へり
)
故
(
ゆえ
)
、空へ
映
(
うつ
)
りまして
炎々
(
えん/\
)
としますから、又作は気を
揉
(
も
)
み巡査は来やしないかと思っていますと
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
己はたゞ目の
眩
(
くるめ
)
くようなフット、ライトが、自分の前に
炎々
(
えん/\
)
と燃えて居て、其の向うに、満場の見物人の無数の顔が、非常に微かに、
霞
(
かすみ
)
のかゝった空の如くちらちらしたのを覚えて居る。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
炎々(えん/\)の例文をもっと
(4作品)
見る
炎
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
々
3画
“炎々”で始まる語句
炎々冷々
“炎々”のふりがなが多い著者
田中英光
押川春浪
パウル・トーマス・マン
蘭郁二郎
鈴木三重吉
林不忘
三遊亭円朝
吉川英治
谷崎潤一郎
幸田露伴