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『天の狼』
ふりがな文庫
『
天の狼
(
てんのおおかみ
)
』
爛々と虎の眼に降る落葉 冬日呆虎陽炎の虎となる 凝然と豹の眼に枯れし蔓 日に憤怒る黒豹くろき爪を研ぎ 馬馳ける冬まんだらの雲の影 寒雷や一匹の魚天を搏ち からたちの冬天蒼く亀裂せり 枯葦の月の罅けゆく影ばかり 海昏るる黄金の魚を雲にのせ 草 …
著者
富沢赤黄男
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
弁
(
びら
)
盲
(
めつぶ
)
炎
(
あか
)
空想
(
おもひ
)
蒼空
(
そら
)
山脈
(
やま
)
煙突
(
けむりだし
)
門
(
と
)
戦
(
いくさ
)
炎
(
ほのほ
)
白焔
(
ほのほ
)
竪琴
(
ハープ
)
詩
(
うた
)
候鳥
(
わたりどり
)