“山脈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまなみ51.2%
さんみゃく34.9%
さんみやく11.6%
やま2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日光諸山を屏風の如くめぐらし、其れから燕巣、物見山、鬼怒沼山を經て黒岩山に續く山脈やまなみもあらかた黒裝束の一組である。
黒岩山を探る (旧字旧仮名) / 沼井鉄太郎(著)
けものきばをならべるように、とお国境こっきょうほうからひかったたか山脈さんみゃくが、だんだんとひくくなって、しまいにながいすそをうみなかへ、ぼっしていました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いくつもの小流こながれや石原いしはらえて、山脈さんみやくのかたちもおほきくはつきりなり、やま一本いつぽん一本いつぽん、すぎごけのやうにわけられるところまでたときは、太陽たいやうはもうよほど西にしれて
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
葦枯れて山脈やまキシキシとあとすざる
天の狼 (新字旧仮名) / 富沢赤黄男(著)