“さんみゃく”の漢字の書き方と例文

語句	割合
山脈	100.0%

山脈

なお、はるかにあなたの野（の）のはてには、一抹（まつ）、霞（かすみ）のように白い河原（かわら）がみえる。あとは、西をあおいでも、北を見ても、うっすらした山脈（さんみゃく）のうねりが黙思（もくし）しているのみだ。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

こんどの旅（たび）では、リンデレード山脈（さんみゃく）の荒（あ）れはてた山肌（やまはだ）や、オーヴェスホルム荘園（しょうえん）や、クリスチャンスタッドの教会の塔（とう）や、ベッカ森の王家（おうけ）の領地（りょうち）や、オップマンナ湖とヴェー湖のあいだのせまい岬（みさき）や

ニールスのふしぎな旅 (新字新仮名) ／ セルマ・ラーゲルレーヴ(著)

そのなかの一枚（まい）は、のこぎりのはをたてたような、山脈（さんみゃく）の姿（すがた）であって、もっとも高（たか）いいただきには、雪（ゆき）が白（しろ）くのこっていました。

考えこじき (新字新仮名) ／ 小川未明(著)