“肺炎”の読み方と例文
読み方割合
はいえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『どうして、岩のようにじょうぶだ』とその紳士しんしが言った。『十人に九人までは死ぬものだが、あれは肺炎はいえん危険きけんを通りこして来た』
自分の級に英語を教えていた、安達あだち先生と云う若い教師が、インフルエンザから来た急性肺炎はいえんで冬期休業の間に物故ぶっこしてしまった。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
隆吉の下に霜江しもえと云う娘があったけれど、十一の時に肺炎はいえんで死なせてしまった。いま生きていれば、二十三の娘ざかりである。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)