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肺腑
ふりがな文庫
“肺腑”の読み方と例文
読み方
割合
はいふ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいふ
(逆引き)
美しい聲——少しうはづつて居りますが、人の
肺腑
(
はいふ
)
に透るやうな、一番印象づける美しい聲と共に、十八九の娘が飛込んで來ました。
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
先年来の身をもってした経験が彼の
肺腑
(
はいふ
)
に徹していた。従って彼は、彼の胸中を知っている家臣の処置を、自分の処置と考えていた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
聞書は話の
殆
(
ほとんど
)
其
儘
(
まゝ
)
である。君は私に書き直させようとしたが、私は君の
肺腑
(
はいふ
)
から流れ出た語の権威を尊重して、殆其儘これを公にする。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
肺腑(はいふ)の例文をもっと
(58作品)
見る
“肺腑”の意味
《名詞》
肺腑(はいふ)
肺。肺臓。
心の奥底。
急所。
(context、dated)みうち。
(出典:Wiktionary)
肺
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
腑
漢検1級
部首:⾁
12画
“肺”で始まる語句
肺炎
肺
肺病
肺尖
肺結核
肺臓
肺肝
肺病患者
肺尖加答児
肺癆
“肺腑”のふりがなが多い著者
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野村胡堂