“肋膜炎”の読み方と例文
読み方割合
ろくまくえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は終戦の年の翌年一月三十日に金瓶村から大石田町に移つたが、三月はじめから肋膜炎ろくまくえんにかかり、実に苦しいおもひをした。
三年 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
間もなく不量のことで負傷し、肋膜炎ろくまくえんを起してその年の冬、即ち一八九〇年十一月八日、多くの弟子達でしたちしまれながら、パリの宅に長逝ちょうせいした。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
この肋膜炎ろくまくえんからお礼が何程いくら貰えるなんてことはっとも考えていない。画家が絵を描いている時も同じことさ。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)