“ろくまくえん”の漢字の書き方と例文
語句割合
肋膜炎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学生時代に肋膜炎ろくまくえんを患ったこともありましたし、その作の「仮面」に拠れば、結核もせられたらしく、それから長年の間、戦闘員でこそなけれ、軍人として戦地に行き、蕃地ばんちにも渡り
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
だが或る朝、院長は、彼に彼が肋膜炎ろくまくえんを再発していることを告げた。そして彼が夜ふけの幻聴のように聞いていた何かの翼の音は彼自身の胸の中から起るものであることを知らされた。
恢復期 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
胃酸過多、胃アトニイ、乾性肋膜炎ろくまくえん、神経衰弱、慢性結膜炎、脳疲労、……
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)