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拇
ふりがな文庫
“拇”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おや
66.7%
おやゆび
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おや
(逆引き)
と、今度はガルールが、相手の
容子
(
ようす
)
をじろじろと見かえした。その男も陽に
炎
(
や
)
けて筋骨逞ましく、手の甲の
拇
(
おや
)
指のところに碇の入墨がしてある。
ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
稚市の両手は、ちょうど孫の手といった形で、左右ともに、二つ目の関節から上が欠け落ちていて、
拇
(
おや
)
指などは、むしろ肉瘤といったほうが適わしいくらいである。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
拇(おや)の例文をもっと
(6作品)
見る
おやゆび
(逆引き)
「ええと、今何でさ、合せてなんて、余計なことを言いなすった時、
拇
(
おやゆび
)
で
引懸
(
ひっか
)
けて、上が下りて一ツ飛んで入りましたっけ。はてな、」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
奥畑は急にちょっと居ずまいを改めて、口付の煙草の灰を
拇
(
おやゆび
)
でトントンと灰皿に
弾
(
はじ
)
き落しながら
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
拇(おやゆび)の例文をもっと
(3作品)
見る
拇
漢検1級
部首:⼿
8画
“拇”を含む語句
拇指
拇印
拇指紋
拇趾
口書拇印
大拇
拇指大
拇指痕
“拇”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
大阪圭吉
蒲 松齢
モーリス・ルヴェル
谷崎潤一郎
佐藤垢石
吉川英治
泉鏡花