“戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
57.7%
25.8%
9.6%
1.5%
ドア1.5%
ドアー0.8%
ドーア0.8%
かど0.4%
とま0.4%
のへ0.4%
0.4%
イエ0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれが、そのにやってきてもあわないつもりで、めた。そして、からして、熱心えはじめました。
幸福の鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
千恵は自分の胸が大きく波を打つてゐるやうな気がしてなりませんでしたが、Hさんは一向気づかない様子で、の外へ出ると
死児変相 (新字旧仮名) / 神西清(著)
軒かたむいたごとから逃げ惑って行ったらしい嬰児のボロれやら食器の破片などが、そこらに落ちているのも傷々しく目にみて
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唯、紀戸ぞ、脇戸へて、出で行かす時、到り坐す地毎に、品遅部を定めき
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
入口のに張るべき硝子を、お島が小野田に言われて、根津に家を持ったときから顔を知られている或硝子屋へ懸けあいに行ったのは、それから間もなくであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
私は駅名喚呼をしなければならぬ、「目黒目黒」と二声ばかりを開けながら呼んで見たが、どうも羞かしいような気がして咽喉がつまった。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
その家の玄関のの鍵を手渡しながら「お帰りの時、この鍵で外からかけて下さい。そしてその鍵を郵便受け函の中へ投げ込んで置いて下さい」
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
のお札をさえ見掛けての御難題、坊主に茶一つ恵み給うも功徳なるべし、わけて、この通り耳もし、独旅辿々しさもあわれまれよ。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
用あり気に俄に駈出したかと思うと、二タ足三足で復たってボンヤリしているものもあった。元気に噪いで喋べり捲ってるかと思うと、笑声の下から歎息をくものもあった。空気が動揺していた。
文淵堂所蔵の一隆次郎著「榎本武揚子」に拠れば、武揚等の諸艦は「十一月二十日夜に乗じて函館を距る十里なる鷲木港に入る」と云つてある。「十一月」は「十月」の誤なること明である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
塩辛き浮世のさまか
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ハ迎ウ三ノ客
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
即、曙立王・莵上王二王を、その御子に副へ遣る時、那良よりは遇はむ。大坂戸よりも跛盲遇はむ。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)