“戸閉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とざ53.3%
とじ20.0%
とじま13.3%
とじまり13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、そいつを信じて降りて来たところが、卑怯にも、すぐ三つの砦門とりでもんくさり戸閉とざしてしまい、うんともすんともいってこない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むろんこれがために迷惑めいわくを受け、他人より多く笑われ、他人より一層多く非難されることもある。しかし常に心に戸閉とじまりし、つねにかくさんとする重荷おもにがないだけ気軽で、大なる利益がある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
戸閉とじまりを念入りにして、一と晩見張つてゐるが宜い、俺は氣になつてならねえことがあるから、兎も角ちよいと行つて來る」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
わたくしは御免をこうむりまして、おうち戸閉とじまりだけいたしまして、錠前の処へはお寺から頂いて来たお水でも振り掛けて置きましょう。