“独旅”の読み方と例文
旧字:獨旅
読み方割合
ひとりたび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かどのお札をさえ見掛けての御難題、坊主に茶一つ恵み給うも功徳なるべし、わけて、この通り耳もうとし、独旅ひとりたび辿々たどたどしさもあわれまれよ。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
心当りを尋ねようと出立しましたは九月の三日、唯上州小川村と聞いた計りで、女の独旅ひとりたびでござりますから、馬士まごや雲助などの人の悪い奴にからかわれ、心細くも漸々よう/\のことで中仙道の大宮宿おおみやじゅく泊り
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)