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辿々
ふりがな文庫
“辿々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たどたど
86.7%
たど/\
13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たどたど
(逆引き)
以上、老母からの手紙は、
辿々
(
たどたど
)
しい文ではあるが、大丸という大呉服店を通して、そのうらのお
店
(
たな
)
ものの奴隷生活がうつしだされている。
旧聞日本橋:05 大丸呉服店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
俊吉は、
外套
(
がいとう
)
も
無
(
な
)
しに、番傘で、
帰途
(
かえり
)
を急ぐ
中
(
うち
)
に、雪で
足許
(
あしもと
)
も
辿々
(
たどたど
)
しいに附けても、心も空も
真白
(
まっしろ
)
に
跣足
(
はだし
)
というのが身に染みる。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
辿々(たどたど)の例文をもっと
(13作品)
見る
たど/\
(逆引き)
ト
何處
(
どこ
)
へ
響
(
ひゞ
)
いて、
何
(
なに
)
に
通
(
かよ
)
ふか、
辿々
(
たど/\
)
しく
一歩
(
ひとあし
)
二歩
(
ふたあし
)
移
(
うつ
)
すに
連
(
つ
)
れて、キリ/\キリ/\と
微
(
かすか
)
に
廊下
(
らうか
)
の
板
(
いた
)
が
鳴
(
な
)
る。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
それ
)
が
婦
(
をんな
)
を
扶
(
たす
)
け
曳
(
ひ
)
いた
処
(
ところ
)
は、
夜一夜
(
よひとよ
)
辿々
(
たど/\
)
しく、
山路野道
(
やまみちのみち
)
、
茨
(
いばら
)
の
中
(
なか
)
を
徉徜
(
さまよ
)
つた
落人
(
おちうど
)
に、
夜
(
よ
)
が
白
(
しら
)
んだやうでもあるし、
生命懸
(
いのちがけ
)
の
喧嘩
(
けんくわ
)
から
慌
(
あはたゞ
)
しく
抜出
(
ぬけだ
)
したのが、
勢
(
せい
)
が
尽
(
つ
)
きて
疲果
(
つかれは
)
てたものらしくもある。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
辿々(たど/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
辿
漢検準1級
部首:⾡
7画
々
3画
“辿”で始まる語句
辿
辿着
“辿々”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎
長谷川時雨