“ひとりたび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一人旅60.0%
独旅20.0%
孤旅10.0%
獨旅10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちく一に白状はくじやうにはおよびされば殺害せしと思ふ當人を取逃とりにがし殊に御法度はつと一人旅ひとりたびとめ落度おちどの申譯立ちがたく罪は徳右衞門一人にし長き牢舍らうしやのうちあはれむべしかれ牢死ろうし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
心当りを尋ねようと出立しましたは九月の三日、唯上州小川村と聞いた計りで、女の独旅ひとりたびでござりますから、馬士まごや雲助などの人の悪い奴にからかわれ、心細くも漸々よう/\のことで中仙道の大宮宿おおみやじゅく泊り
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
時に湯気の蒸した風呂と、庇合ひあわいの月を思うと、一生の道中記に、荒れた駅路うまやじの夜の孤旅ひとりたびが思出される。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ふ寶澤こたへて我は徳川無名丸むめいまると申す者なり繼母けいぼ讒言ざんげんにより斯は獨旅ひとりたびを致す者なり又其もとは何人にやとたづかへせば彼者かのもの芝原しばはらへ手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)