“無名丸”の読み方と例文
読み方割合
むめいまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駒井甚三郎の無名丸むめいまるが、あれからああして、無事に牡鹿郡おじかごおりの月ノ浦に着いたのが、洲崎を出てから十四日目の夜のことでありました。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ふ寶澤こたへて我は徳川無名丸むめいまると申す者なり繼母けいぼ讒言ざんげんにより斯は獨旅ひとりたびを致す者なり又其もとは何人にやとたづかへせば彼者かのもの芝原しばはらへ手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
駒井甚三郎の無名丸むめいまるが今、北緯——度、東経——度あたりの海を北へ向って走っている。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)