“無名犬”の読み方と例文
読み方割合
ななしいぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
命がけで入り込んで、生殖の為に一命を果した彼無名犬ななしいぬの死骸を、けやきの根もとにほうむった。向うの方には、二本投げ出した前足まえあしあたまをのせて、頬杖ほおづえつくと云う見得みえでデカがけろりとして眺めて居た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)