“無名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななし50.0%
むめい33.3%
くすり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここ、小梨平、無名ななしの沼のほとりに立てられた鐙小屋は、いつの世、誰によって、何の目的のために立てられたかわからないが、今でも人が住んでいる。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
無名むめい音楽家おんがくかは、このりっぱな発明はつめいによって、すでに有名ゆうめいになっていました。そして、そのひとつくられた、オルガンは、ひじょうな高価こうかのものでありました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは無名くすり指のさきから、手相見の謂わゆる生命線の基点へ走っている一すじ創痕きずあとなんですがね、実に鮮やかなもので見まいとしても目につくのです。