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傷々
ふりがな文庫
“傷々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いたいた
81.8%
いた/\
18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いたいた
(逆引き)
そして、生きながらの鬼を自分の心に思う女が、夜半、どんな幻覚を夢うつつに抱くだろうか。
傷々
(
いたいた
)
しくもあり、恐ろしくもある。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんな小さな
痩
(
や
)
せっぽちな伯父がこれから一人ぼっちで棺の中に入らなければならないのかと思って、ひどく
傷々
(
いたいた
)
しい気がした。
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
傷々(いたいた)の例文をもっと
(27作品)
見る
いた/\
(逆引き)
嘴
(
くちばし
)
で掻き乱したものか細かい胸毛が立つて居り、泊り木に巻きついてゐる
繊細
(
かぼそ
)
い足先には有りつ丈けの力が
傷々
(
いた/\
)
しく示されてゐる。
静物
(新字旧仮名)
/
十一谷義三郎
(著)
丁度膝頭のあたりからふくら
脛
(
はぎ
)
へかけて、血管が青く透いて見える薄い柔かい肌の上を、紫の斑点がぼかしたように
傷々
(
いた/\
)
しく
濁染
(
にじ
)
んでいる。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
傷々(いた/\)の例文をもっと
(6作品)
見る
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
々
3画
“傷”で始まる語句
傷
傷痕
傷手
傷負
傷口
傷寒
傷心
傷痍
傷所
傷寒論
“傷々”のふりがなが多い著者
嘉村礒多
十一谷義三郎
黒岩涙香
加能作次郎
谷崎潤一郎
吉川英治
中島敦
徳田秋声
有島武郎
泉鏡花