少年しょうねん
もう彼れ此れ二十年ばかりも前になろう。漸く私が十ぐらいで、蠣殻町二丁目の家から水天宮裏の有馬学校へ通って居た時分———人形町通りの空が霞んで、軒並の商家の紺暖簾にぽか/\と日があたって、取り止めのない夢のような幼心にも何となく春が感じられる …
作品に特徴的な語句
いた ばな さっき いま 巡査まわりさん うわ たなごゝろ あたし ねん がく めえ 商家あきうどや まく 一寸いっすん 凜々りゝ せき かわ ふく ばや あたゝ あやま 寂然じゃくねん つい 湿うる うしろ 機巧からくり しず 耳朶みゝたぶ ざま ことわ 七子なゝこ にん かたき 白粉しろい 仕丁じちょう 仲間ちゅうげん しか さむらい おとがい 面立おもだち しき 半眼うすめ あし 銀沙ぎんすなご 鉄漿おはぐろ くわ 唾吐つば 四人よったり 燈火ともしび なじ 総身そうしん ゆか 蚯蚓みゝず 強飯こわ たゝず わず うつばり しん 舌鼓したつゞみ とこ かいな はぎ 把手とって こす 真紅まっか 鷹揚おうよう 眼差まなざし 眼球めだま 眼瞼まぶた 睫毛まつげ いか 神楽かぐら ほこら 稀有けう 稲荷いなり 空嘯そらうそぶ すく 算盤そろばん 築山つきやま 納戸なんど 緑青ろくしょう 緞子どんす 縮緬ちりめん めぐ 肌理きめ 胡坐あぐら くるぶし 邪慳じゃけん にじ 跋扈ばっこ 豆炒まめい 足袋たび 鏗然こうぜん
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