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迭
ふりがな文庫
“迭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かた
18.2%
かたみ
18.2%
かわ
18.2%
たが
9.1%
か
9.1%
がわ
9.1%
たがい
9.1%
たがひ
9.1%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かた
(逆引き)
彼は、若い男鹿の四肢のやうに、スラリと
娜
(
しなやか
)
な少年の姿を、飽かず眺めたり、父と母とに
迭
(
かた
)
みに話しかける簡単な会話に、耳を傾けたりしてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
迭(かた)の例文をもっと
(2作品)
見る
かたみ
(逆引き)
して見ると、貧病、
迭
(
かたみ
)
に至るのも、
寧
(
むしろ
)
劉にとつては、幸福と云ふべきである。
酒虫
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
迭(かたみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
かわ
(逆引き)
と、信一は欄干に腰をかけて、真っ白な柔かい足の裏を
迭
(
かわ
)
る/″\私達の鼻先へつき出した。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
迭(かわ)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
たが
(逆引き)
良心と悪意とは白糸の
恃
(
たの
)
むべからざるを知りて、ついに
迭
(
たが
)
いに
闘
(
たたか
)
いたりき。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
迭(たが)の例文をもっと
(1作品)
見る
か
(逆引き)
黒吉はやっと
※
(
ほっ
)
とした落着きを味わいながら、あの煎餅のかけらを持ち
迭
(
か
)
えると、それがさも大切な宝石でもあるかのように、そーっと手の
掌
(
ひら
)
に載せて見た。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
迭(か)の例文をもっと
(1作品)
見る
がわ
(逆引き)
黒吉は、思わず
掌
(
て
)
に浮いた脂汗を、
迭
(
かわ
)
る
迭
(
がわ
)
る肉襦袢の腿の
辺
(
あたり
)
に、こすりつけた。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
迭(がわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
たがい
(逆引き)
然るに世を
易
(
か
)
うるの後は
迭
(
たがい
)
に兵を擁して、以て皇帝を
危
(
あやう
)
くせり。昔は
賈誼
(
かぎ
)
漢の文帝に勧めて、禍を
未萌
(
みぼう
)
に防ぐの道を
白
(
もう
)
せり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
迭(たがい)の例文をもっと
(1作品)
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たがひ
(逆引き)
偶
(
たまたま
)
衆客
(
しゆうかく
)
皆
(
みな
)
杯
(
さかづき
)
を挙げて主人の健康を祝するや、ユウゴオ
傍
(
かたはら
)
なるフランソア・コツペエを顧みて云ふやう、「今この席上なる二詩人
迭
(
たがひ
)
に健康を祝さんとす。
亦
(
また
)
善からずや」
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
迭(たがひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
迭
常用漢字
中学
部首:⾡
8画
“迭”を含む語句
迷迭香
更迭
萬迭香
交迭
大更迭
迭代
迭相顧戀
迭立
“迭”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
蘭郁二郎
菊池寛
谷崎潤一郎
幸田露伴
芥川竜之介
泉鏡花