“更迭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうてつ95.0%
かうてつ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引込みの大事なのは、花道の弁慶と、内閣の更迭こうてつのみではない。人間の世には戸籍のない化け物でさえも、引込みの時間が肝腎である。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
昨日のは今日のとなり、昨年のは今年のとなることは、内閣の更迭こうてつごとに起こる事実に照らしても分かるくらいである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
渠も我も何物かの一部分にして、帰するところ即ち一なり。四節の更迭かうてつは、少老盛衰の理と果して幾程の差違かあらむ。樹葉の凋落てうらくは老衰の末後と如何の異別かあらむ。
万物の声と詩人 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)