“更級”の読み方と例文
読み方割合
さらしな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花の汁が紫インキのようだからというが(更級さらしな)、この新らしい外国産の草を、紙に染める遊戯があるか否かを私はまだたしかめていない。
更級さらしな埴科はにしな水内みのち、高井にわたっての一面な河原地や平野をすべて——川中島四郡と呼びならわしている。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
名に負う永禄元年と云えば、上杉謙信を相手とし、信州更級さらしな川中島で三回寄せ合った合戦の中、二回目を終えた翌年のことで武田家にとっては栄華の絶頂、士気の盛んな時代であった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)