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更級
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さらしな
ふりがな文庫
“
更級
(
さらしな
)” の例文
花の汁が紫インキのようだからというが(
更級
(
さらしな
)
)、この新らしい外国産の草を、紙に染める遊戯があるか否かを私はまだ
確
(
たしか
)
めていない。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
更級
(
さらしな
)
、
埴科
(
はにしな
)
、
水内
(
みのち
)
、高井にわたっての一面な河原地や平野をすべて——川中島四郡と呼び
慣
(
なら
)
わしている。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
名に負う永禄元年と云えば、上杉謙信を相手とし、信州
更級
(
さらしな
)
川中島で三回寄せ合った合戦の中、二回目を終えた翌年のことで武田家にとっては栄華の絶頂、士気の盛んな時代であった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「あなたは、
更級
(
さらしな
)
日記の少女なのね。もう、何を言っても仕方が無い」
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
更級
(
さらしな
)
や
姨捨山
(
おばすてやま
)
の月ぞこれ
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
そう思って気をつけていると、この二通りの話し方いがいに、日本にまたべつの親棄山があり、和歌で有名になっている信州
更級
(
さらしな
)
の
姨捨山
(
おばすてやま
)
なども、その一つの残りの形であるような気がする。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「彼奴に、追いつかれては大変だ。——というて、この信濃路、山越えして
諏訪
(
すわ
)
へ抜けるか、
千曲
(
ちくま
)
の川原を渡って、
更級
(
さらしな
)
、
水内
(
みのち
)
から越後路へ
奔
(
はし
)
るか、二つのうちだが……忠太はどう考えるぞ」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
次の日は、高井野の里から山田を越え、
更級
(
さらしな
)
へ下りてゆく。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
我が心なぐさめかねつ
更級
(
さらしな
)
やおばすて山に照る月を見て
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ウマズイコ 同
更級
(
さらしな
)
郡
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
級
常用漢字
小3
部首:⽷
9画
“更級”で始まる語句
更級日記
更級郡