“埴科”の読み方と例文
読み方割合
はにしな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば愛媛県の上浮穴かみうけな郡でネコノマクラ、長野県の埴科はにしな郡などで蛇の枕、青森県の一部でホエドノマクラというのが、共にこのうつぼ草のことである。
更級さらしな埴科はにしな水内みのち、高井にわたっての一面な河原地や平野をすべて——川中島四郡と呼びならわしている。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じく創作社のN—君も埴科はにしな郡から出て来ていた。夕方閉会、続いて近所の料理屋で懇親会、それが果ててもなお別れかねて私の宿屋まで十人ほどの人がついて来た。
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)