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『万物の声と詩人』
ふりがな文庫
『
万物の声と詩人
(
ばんぶつのこえとしじん
)
』
万物自から声あり。万物自から声あれば自から又た楽調あり。蚯蚓は動物の中に於て醜にして且つ拙なるものなり。然れども夜深々窓に当りて断続の音を聆く時は、人をして造化の生物を理する妙機の驚ろくべきものあるを悟らしむ。自然は不調和の中に調和を置けり …
著者
北村透谷
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「評論 十四號」女學雜誌社、1893(明治26)年10月7日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
斯
(
こゝ
)
反
(
か
)
万
(
よ
)
自
(
おのづ
)
清
(
す
)
縦
(
ほしいまゝ
)
相距
(
あひへだゝ
)
後
(
おく
)
雖
(
いへども
)
簇
(
あつ
)
完
(
まつた
)
燥
(
かわ
)
拙
(
つた
)
斯
(
かく
)
蚯蚓
(
みゝず
)
聊
(
いさゝ
)
眼眸
(
がんぼう
)
畢竟
(
ひつきやう
)
須臾
(
しゆゆ
)
駿馬
(
しゆんめ
)
更迭
(
かうてつ
)
所謂
(
いはゆる
)
所以
(
ゆゑん
)
凋落
(
てうらく
)
実
(
じつ
)
凡
(
すべ
)
偏頗
(
へんぱ
)
毀損
(
きそん
)
順
(
したが
)
凡
(
およ
)
闡
(
ひら
)
遵
(
したが
)
萍
(
うきくさ
)
判
(
わか
)
聯
(
つら
)
原意
(
ヱレメンツ
)
聆
(
き
)
奇
(
く
)
奔馳
(
ほんち
)
立籠
(
たてこも
)
寧静
(
ねいせい
)
渠
(
かれ
)