“闡”の読み方と例文
読み方割合
ひら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牢獄も詩人は之を辞せず、碧空も詩人は之を遠しとせず、天地は一の美術なり、詩人なくんば誰れか能く斯の妙機をひらきて、之を人間に語らんか。
万物の声と詩人 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
某大家が即ち其であった。だから、人生を論じ、自然を説いて、微をひらき、幽をひらく頭はあっても、目前で青二才の私が軽蔑しているのが、先生にはついに見えなかったのだ。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
東沢の渓谷の秘密をひらく路は鶏冠谷の右岸に始まる。