“相距”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいへだ35.7%
あいさ28.6%
あいへだた21.4%
あひへだゝ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相距あいへだつこと、およそ三十間ばかりの所で、秀吉も馬を降り、手綱たづなを、武者にあずけて、つかつかと、こっちへ歩いて来た。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝野の差別はあたかも極楽地獄の相違あるがごとく、九天の上、九地の下、その相距あいさる千万里程りていもただならず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
竹中半兵衛の如き明臣があらざりせば、秀吉の運命はまさしく明智光秀と、そう相距あいへだたること遠からざる運命に落ちたに相違ない。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
宗教完全にして美術も亦た完全ならんか、美術と宗教と相距あひへだゝること数歩を出でざるなり。
万物の声と詩人 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)