“こうてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
更迭44.2%
鋼鉄37.2%
交迭11.6%
鋼鐵2.3%
交徹2.3%
後徹2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日のは今日のとなり、昨年のは今年のとなることは、内閣の更迭こうてつごとに起こる事実に照らしても分かるくらいである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
にわかにはちすずめがキイーンとせなかの鋼鉄こうてつほねもはじけたかと思うばかりするどいさけびをあげました。
つまり、お雪が入って来たために、酒と蕎麦饅頭とが炬燵の上で交迭こうてつした結果になりました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すなはつき太陽たいよう引力いんりよくによつてわが地球ちきゆうけるひづみの分量ぶんりようは、地球全體ちきゆうぜんたい鋼鐵こうてつ出來できてゐると假定かていした場合ばあひ三分さんぶんしかないのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これによつて地球ちきゆう内部ないぶとほるときの地震波ぢしんぱはやさは、地球ちきゆう鋼鐵こうてつとした場合ばあひ幾倍いくばいにもあたることがわかり、また地球ちきゆう内部ないぶてつしんからつてをり
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
進んでその能力をはたらかせ実行するとき、始めて不思議にも生死交徹こうてつ相転換してその相入相即が実証せられるのである。
メメント モリ (新字新仮名) / 田辺元(著)
彼は宿直の日で、そして後徹こうてつに当っていました。他の二人の仲間が彼方でのろのろと仕事をしていました。彼はいい加減に仕事を片づけ、窓際に退いて、瞑想の淵に沈みました。