“鋼鐵”のいろいろな読み方と例文
新字:鋼鉄
読み方割合
はがね62.5%
こうてつ12.5%
かうてつ12.5%
くろがね12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晝間の明るみがまだいくらか殘つてゐて、それに月もあはい輝きを増して來た。それで私ははつきりと彼を見ることが出來た。彼の身體は、毛皮襟の鋼鐵はがね留金びじやうのついた乘馬外套にくるまつてゐた。
すなはつき太陽たいよう引力いんりよくによつてわが地球ちきゆうけるひづみの分量ぶんりようは、地球全體ちきゆうぜんたい鋼鐵こうてつ出來できてゐると假定かていした場合ばあひ三分さんぶんしかないのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
鋼鐵かうてつ欄干らんかんのついた釣橋つりばしへ、ゆら/\とつて、スツとつた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その逞ましい鋼鐵くろがねに はや陽炎燃え 揚羽の蝶が休んでゐる
山果集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)