“留金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とめがね80.0%
びじやう10.0%
バックル10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
コルセットの留金とめがねが引き釣ってきっと靴下の上部に筋切れがしてるに相違ない巴里パリー下りのマドモアゼル——でみ・もんでん——や
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
晝間の明るみがまだいくらか殘つてゐて、それに月もあはい輝きを増して來た。それで私ははつきりと彼を見ることが出來た。彼の身體は、毛皮襟の鋼鐵はがね留金びじやうのついた乘馬外套にくるまつてゐた。
襟は藤色フェルトのカラアで飾られ、前と背ろに襞が取ってあって、胸元は長い二列の扣鈕で止めてある。低い襟。総体にゆったりした作りで、下めに帯を廻し、前面に黒い大きな留金バックルが附いている。
土から手が (新字新仮名) / 牧逸馬(著)