“留吉”の読み方と例文
読み方割合
とめきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この村には山田留吉とめきちという生まれながらの白痴があるのだそうです。留吉は今年十五歳ですけれども、その知恵は三歳の小児にも劣っております。
白痴の知恵 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
と、つい数日前に、この植甚うえじんの家へ住込みになった、わたりの留吉とめきちは、池の水を見ながら、親方の植甚へ云った。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「君の帽子だろう」あとから食堂を出てきた車屋さんが、すっぽりと留吉とめきちの頭へ、帽子ママはめてしまいました。
都の眼 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)