“留度”の読み方と例文
読み方割合
とめど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つづいて刷毛はけを使ってみたりたぼをいじってみたり、どこまで行ってこの奥方ごっこに飽きるのだか、ほとほと留度とめどがわからないのであります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
老女笹尾を筆頭としてお供の女中残らずが、黒姫の裾野の怪旋風に両眼殆ど潰れたも同然、表方の侍とても皆その通りで、典薬が手当も効を見ず、涙が出て留度とめどが無かった。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
下町へ出るとどうしても思ったよりか余計にお金を使うだの、それからそれと留度とめどがない。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)