“留置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とめおき56.3%
とめお18.8%
とめおか6.3%
とどめお6.3%
とめおけ6.3%
りゅうち6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お国の大事の大事の書類は、麹町郵便局に留置とめおき郵便にして置いてあります。あなた、いい土産話でしょう。感謝しませんか
計略二重戦:少年密偵 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
「一、庄司利喜太郎は喜平を長の間神楽坂署に留置とめおき、そして長の間喜平をアラユル拷問に合せ、条件を持出し義兄弟になって」
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
手帳てちやう留置とめおかれたり又若い者の喜七に向はれ其方生國しやうこく何國いづくにて年は何歳なるやと尋ねらるゝに喜七私し生國は下總國行徳ぎやうとくにて年は十九歳也と答へ夫れより越前守殿は松三郎金藏下男彌助に至る迄いづれも生國歳等としとう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
用談果つるをちて貫一の魚膠無にべな暇乞いとまごひするを、満枝はしばしと留置とどめおきて、用有りげに奥の間にぞりたる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
見合せ伺ひ申べしとのことにてまづ夫迄それまでは大坂の早打はやうち留置とめおけとの趣きなり近江守は甚だ迷惑めいわくの儀なれども御重役ごぢうやくの申付是非ぜひなく御機嫌のよろしき時節を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何のための留置りゅうちかわからなかったが、やつれはてて帰ってきたお君の話で、安二郎の脱税に関してだとわかった。それならば安二郎が出頭しなければならぬのにと豹一は不審に思った。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)