“とめおき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
留置90.0%
止置10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
留置とめおきあづけなどゝ云ふことにせられては、病体でしのねるから、それはやめにして貰ひたい。倅英太郎は首領の立てゝゐる塾で、人質ひとじちのやうになつてゐて帰つて来ない。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
あの夕方門の前にたたずんでいた以来は、何の消息たよりもありませんが、しかしその五月前の葉書には、確かに南高来みなみたかき郡大野木村郵便局留置とめおきと、いつもの住所が書いてあったのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
つかはされず候につきよんどころなく御願ひ申あげむねうめ申聞候といふにぞ大岡殿粂之進くめのしんむかはれ斯樣かやう難儀なんぎいたす者を止置とめおき候事心得こゝろえずと申されしかば粂之進くめのしん冷笑あざわらすべ奉公人ほうこうにん主人にいとまねがふには人代ひとかはりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)