“止置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とめおく50.0%
とめおき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引連ひきつれさがりけり又文右衞門女房お政は家主吉兵衞へ預けとなり越前守殿は文右衞門が所持の具足櫃ぐそくびつ并に大小等奉行所へ止置とめおくと云渡され一同夫々に引取と相成たり因てお政は願ひのすぢ取上とりあげとなりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
成るなら止めおきますが餘り段々日延ひのべに成ばかりに付利上でもなければ然々さう/\止置とめおくわけには參りません今丁度流れ買が來てりますから賣拂うりはらはうと思ひますがどうなされますか一寸聞ていと申しました文右衞門樣どうなされますと小僧は足元から鳥のたつやう火急くわきふ催促さいそくに來りければ大橋は甚だ當惑たうわくていにて然樣さやうかなと暫時しばしかんがへしがいやかくあれは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つかはされず候につきよんどころなく御願ひ申あげむねうめ申聞候といふにぞ大岡殿粂之進くめのしんむかはれ斯樣かやう難儀なんぎいたす者を止置とめおき候事心得こゝろえずと申されしかば粂之進くめのしん冷笑あざわらすべ奉公人ほうこうにん主人にいとまねがふには人代ひとかはりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)