“早打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやうち71.4%
はや21.4%
はやう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『今、ちらと、町家ちょうかの者の声を聞けば——今度は浅野の家来だと云ったが——今度はと云えば、吾々の先にも、早打はやうちが通ったのか』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多寡たかをくくッて通ろうとすると、すでに、熱海にいる釘勘から密告の早打はやが飛んでいて、小田原の役人や捕手とりてがビッシリ手配をしていたのであります。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
早打はやうちの男か、またサクサクとここへ雪の峠越とうげごえをしてきたものがある。ほおかむりの上に藁帽子わらぼうし、まるで、顔はわからないがみのの下から大小のこじりがみえた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)