“留置場”の読み方と例文
読み方割合
りゅうちじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……そいつは冗談だが、こいつはもうけ話なんだ。相手は屹度きっと買うよ。彼奴等あいつらはきっと今朝がた、留置場りゅうちじょうのカンカン寅と連絡をしたのだ。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そこには、稲川先生の教え子たちが、ひとり一つずつの卵をもちよって、寒い留置場りゅうちじょうの先生に差し入れしてくれと、警察へ押しかけたことが書かれていたのだ。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
今度拘引こういんされた留置場りゅうちじょうにはねぎがころがしてはなかった。これこそほんとうの牢屋ろうやで、まどには鉄のぼうがはめてあって、それを見ただけで、もうどうでもにげ出したいという気を起こさせた。