“仕置場”の読み方と例文
読み方割合
しおきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途中に分捕ぶんどりの大砲が並べてある。その前の所が少しばかり鉄柵てつさくかこい込んで、鎖の一部に札ががっている。見ると仕置場しおきばの跡とある。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
袖切坂のあたりは淋しいところで、ことに右手はお仕置場しおきばです。袖切坂はそんなに大した坂ではないけれど、そこを半分ほど上った時に
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「時に、本陣の御主人、拙者は途次みちみち仕置場しおきばのことを考えて来たが、この辺では竹は手に入るまいか。」
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)