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髱
ふりがな文庫
“髱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たぼ
92.3%
かもじ
1.9%
つと
1.9%
づと
1.9%
シイニョン
1.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たぼ
(逆引き)
ああ、うつくしい白い指、
結立
(
ゆいた
)
ての品のいい
円髷
(
まるまげ
)
の、
情
(
なさけ
)
らしい
柔順
(
すなお
)
な
髱
(
たぼ
)
の
耳朶
(
みみたぶ
)
かけて、雪なす
項
(
うなじ
)
が優しく清らかに
俯向
(
うつむ
)
いたのです。
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
髱(たぼ)の例文をもっと
(48作品)
見る
かもじ
(逆引き)
と——其処の曲り角に、黒髪を束ねた
髱
(
かもじ
)
の看板と「おん
小間物類
(
こまものるい
)
」とした
暖簾
(
のれん
)
がふッと目につきました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
髱(かもじ)の例文をもっと
(1作品)
見る
つと
(逆引き)
その外出頭の
鬢
(
びん
)
から
髱
(
つと
)
のあたりに気を付けてみますると、一度、毛がピッシャリと地肌に押付けられたものを、又掻き起いて恰好を付けた
痕跡
(
あと
)
が、そのまま髪毛の癖になって
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
髱(つと)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
づと
(逆引き)
そして
葭簀越
(
よしずご
)
しにも軽く
匂
(
にお
)
わせる
仙女香
(
せんじょこう
)
の
薫
(
かおり
)
と共に、髪は
下
(
さが
)
り
髱
(
づと
)
の
糸巻
(
いとまき
)
くずし、
銀胸
(
ぎんむね
)
の
黄楊
(
つげ
)
の
櫛
(
くし
)
をさし、
団十郎縞
(
だんじゅうろうじま
)
の中に
丁子車
(
ちょうじぐるま
)
を入れた
中形
(
ちゅうがた
)
の
浴衣
(
ゆかた
)
も涼しげに
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
髱(づと)の例文をもっと
(1作品)
見る
シイニョン
(逆引き)
白い
袴
(
スカアト
)
をはいて頭髪を
髱
(
シイニョン
)
に結んだ長身の男たち。
踊る地平線:12 海のモザイク
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
髱(シイニョン)の例文をもっと
(1作品)
見る
“髱”の解説
髱(つと/たぼ)とは日本髪を結った際の後頭部の部分の髪を指す。
「つと」は京阪/「たぼ」は江戸の呼び方で同じものを指す。
(出典:Wikipedia)
髱
漢検1級
部首:⾽
15画
“髱”を含む語句
椎茸髱
耳髱
差髱
長髱
髱後
髱挟
髱止
髱留
鬢髱
“髱”のふりがなが多い著者
林不忘
矢田津世子
与謝野寛
三上於菟吉
近松秋江
中勘助
谷譲次
中里介山
谷崎潤一郎
直木三十五