“仙女香”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんじょこう40.0%
せんぢよかう40.0%
せんによかう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして葭簀越よしずごしにも軽くにおわせる仙女香せんじょこうかおりと共に、髪はさがづと糸巻いとまきくずし、銀胸ぎんむね黄楊つげくしをさし、団十郎縞だんじゅうろうじまの中に丁子車ちょうじぐるまを入れた中形ちゅうがた浴衣ゆかたも涼しげに
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もつといまでこそあれ、時分じぶん中間ちうげんが、かほ仙女香せんぢよかうらうとはたれおもひがけないから、うとつたものはない。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
紙には高價な化粧品——仙女香せんによかうあたりでなければ眞似られない匂がしみ込んでゐるのでした。