“糸巻”のいろいろな読み方と例文
旧字:絲卷
読み方割合
いとまき71.4%
いとま28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、仕事机の抽斗ひきだしけたままにしている。毛糸、針、白、赤、黒の糸巻いとまきの間に、にんじんは、いくつかの銀貨を発見した。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
そして麻糸あさいとかれるにつれて、糸巻いとまきはくるくるとほぐれて、もう部屋へやの中にはたったまわり、になっただけしか、いとのこっていませんでした。
三輪の麻糸 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それから、おばあさんは、女の子の手からいずみのなかへすべりおちた糸巻いとまきもかえしてくれました。そのとき、門がしまりました。
いもうとは、うたにもあきてくると、ふところから、あか糸巻いとまきをして、そのいといて、ぎんぼうみはじめていました。ぎんぼうひかりにきらきらとひらめきました。
灰色の姉と桃色の妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)