“留南奇”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とめき83.3%
とめぎ16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“留南奇”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
汽車の動揺どよみに留南奇とめきが散って、友染の花の乱るるのを、夫人は幾度いくたびも引かさね、引かさねするのであった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その気で、席へ腰を掛直すと、口を抜こうとした酒の香より、はッとおもてを打った、懐しく床しい、留南奇とめきがある。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と襟を圧えて俯向うつむいて、撥袋を取って背後うしろに投げたが、留南奇とめぎの薫がさっとして、夕暮のしき花、散らすに惜しき風情あり。辰吉は湯呑を片手に、
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
目前めさきみちがついたように、座敷をよぎる留南奇とめぎかおり、ほのゆかしく身に染むと、彼方かなたも思う男の人香ひとかに寄るちょう、処をたがえず二枚の襖を、左の外、立花が立った前に近づき、
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)