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留南奇
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とめぎ
ふりがな文庫
“
留南奇
(
とめぎ
)” の例文
と襟を圧えて
俯向
(
うつむ
)
いて、撥袋を取って
背後
(
うしろ
)
に投げたが、
留南奇
(
とめぎ
)
の薫が
颯
(
さっ
)
として、夕暮の
奇
(
く
)
しき花、散らすに惜しき風情あり。辰吉は湯呑を片手に
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
目前
(
めさき
)
へ
路
(
みち
)
がついたように、座敷をよぎる
留南奇
(
とめぎ
)
の
薫
(
かおり
)
、ほの
床
(
ゆか
)
しく身に染むと、
彼方
(
かなた
)
も思う男の
人香
(
ひとか
)
に寄る
蝶
(
ちょう
)
、処を
違
(
たが
)
えず二枚の襖を、左の外、立花が立った前に近づき
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
“留南”で始まる語句
留南木