“釣橋”の読み方と例文
読み方割合
つりばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きやくまへをなぞへに折曲をれまがつて、だら/\くだりの廊下らうかかゝると、もと釣橋つりばししたに、磨硝子すりがらす湯殿ゆどのそこのやうにえて、して、足許あしもときふくらつた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その下に見える釣橋つりばしが戻り橋だ。川向から聞える朝々の鶏の鳴声、毎晩農村にあかりの色、種々いろいろ思いやられる。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
チスター河畔かはんのラブチェ種族 そこには立派な欧州風の鉄橋がかかってある。長さ一町足らずで非常に立派な釣橋つりばしであって、下は余程早川ですから棒杭を立てる訳に行かんようです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)